「石を積む」の感想
石を積む
いしをつむ

別所梅之助

分量:約6
書き出し:徳富蘇峰先生の「鎮西遊記」の中に、水俣《みなまた》は昔から風俗のよい処、高山彦九郎が蘇峰先生の曽祖父につれられて、陣の坂を通るをり、道端の大石に、小石が山のやうに積みあげてあるのを見て不審したら、先生の曽祖父は旅人の不便を思うて、里人が道のべの小石を拾うたのだと答へた。彦九郎はそれを聴いて良風美俗、田舎に残れりと感心したといふ意味の文がある。小石を道のべの大石の上に積むのが、果して旅人の足を傷めま...
更新日: 2021/03/06
19双之川喜41さんの感想

 欧州のアルプス等でも 石を積み上げることは 在ると聞く。 いろいろな角度から 説明がつくとは 思われるけど 刹那の念を 心の中の 潜流として 日常に真をみることは 美しいと感じた。