雙之川喜1941　　日露戦争の　後の　一時期　支那は　上下を　あげて　日本を　贔屓し　親日本に　なろうとした　ことは　歴史的な　事実で　あったという。今日では　想像も　できない　けど　露軍を　退けた　ことが　耳に　留まり　そのため　かかる　風潮を　呼んだのかも　しれない。国土が　広大で　人口が　膨大な　巨大な　戦艦　みたいな　国は　良くも　あしくも　舵を　切るのが　たやすい　ことではなく　小さな　島国　日本は　艦の　大波に　翻弄　されていると　感じた。

本作品は、日支事変(日中戦争)の初期、著者が、大日本帝国帝国陸軍の従軍作家として召集された際の体験を基に著した新聞のコラムです。このコラムの詳細は、著者が上梓された『従軍五十日』(青空文庫にあります)に著されています。併せて、読まれると、理解が深まることと思います。 本作品の結びの章で、著者の考える事変後の宣撫政策案が、著されています。この通り実現していたならば、現在の日中関係も、もっと穏やかなものになっていたかもしれません。