「優にやさしき心」の感想
優にやさしき心
ゆうにやさしきこころ
初出:「放送 第二巻第二号」1942(昭和17)年2月1日

岸田国士

分量:約10
書き出し:優にやさしき心岸田國士今こそ日本人といふ日本人は一人残らず、共通の感激、共通の幸福感、そして、共通の矜りをもつてゐるといふことがはつきり云へます。われわれは、われわれの手によつて一日一日新しく、しかも偉大な歴史を書き綴つてゐるのであります。世界の眼は、悉く、われわれの上に注がれてゐます。日本は何をしでかすか?この興味は、敵と味方とで全くその性質は違ひますけれども、半ば驚嘆を交へた心理的波紋の大きさ...
更新日: 2025/10/03
艚埜臚羇1941さんの感想

  当時の 世相を 反映した いわば 戦意高揚の アジ演説の ようである。香港落ち マニラ落ち シンガポール落ちんとする。具体的には なんのことはない 電車の 中で 座席を 争わず 立っていようと 説くのが 笑える。今となっては どこかの国に 当て嵌まる 社会教育の いっかん みたいなのが 微苦笑を 誘い よけい 可笑しい。