「休刊的終刊」の感想
休刊的終刊
きゅうかんてきしゅうかん

シュピオ小史

シュピオしょうし初出:「シュピオ」1938(昭和13)年4月号

蘭郁二郎

分量:約3
書き出し:「シュピオ」は本号で第四巻第三号を数えた。尤もこれは前身たる同人雑誌「探偵文学」の重ねた年齢を含んでいるのであって、そもそもの出発は昭和十年三月に出た「探偵文学」にある。この雑誌は当時の所謂探偵小説の小鬼共が、十三人で始めた小雑誌で第二号で十一人となり第三号では九人となり、つづいて八人の同志となってしまったにも不拘《かかわらず》、この八人で頑張って漸次紙数も増し、探偵小説の同人雑誌としては奇蹟的に...
更新日: 2015/05/25
9811e8383d6cさんの感想

探偵文学の月刊誌的なものの存在をこれによって知った。その時点でどの程度の興味をそそるものであったか知れぬが、この文面から察するにかなりのものであったであろう。機会があれば読んでみたいものである。