「這って来る紐」の感想
這って来る紐
はってくるひも

田中貢太郎

分量:約1
書き出し:某《ある》禅寺に壮《わか》い美男の僧があって附近の女と関係しているうちに、僧は己《じぶん》の非行を悟るとともに大《おおい》に後悔して、田舎へ往って修行をすることにした。関係していた女はそれを聞いてひどく悲しんだが、いよいよ別れる日になると、禅宗の僧侶の衣の腰に着ける一本の紐を縫って持って来て、「これを、私の形見に、いつまでもつけてください」と云ってそれを僧の腰へ巻いて往った。僧はそこで出発して目指...
更新日: 2016/10/31
652a80165a76さんの感想

女の執念かな。

更新日: 2016/08/02
ひずみんさんの感想

こういう女の情念ものはとても好き。