「東海道五十三次」の感想
東海道五十三次
とうかいどうごじゅうさんつぎ

岡本かの子

分量:約38
書き出し:風俗史専攻の主人が、殊《こと》に昔の旅行の風俗や習慣に興味を向けて、東海道に探査の足を踏み出したのはまだ大正も初めの一高の生徒時代だったという。私はその時分のことは知らないが大学時代の主人が屡々《しばしば》そこへ行くことは確《たしか》に見ていたし、一度などは私も一緒に連れて行って貰《もら》った。念の為め主人と私の関係を話して置くと、私の父は幼時に維新の匆騒《そうそう》を越えて来たアマチュアの有職故...
更新日: 2022/02/22
19双之川喜41さんの感想

 かの子自身は 昔の 旅行風俗に 関心があったわけではないけど 夫に 影響されて 興味を 持つように 為ったようだ。 懐古趣味と言えども 古老の 生存者も多く 聞き取りが可能で 今とは違っていたように感じた。