「立山の亡者宿」の感想
立山の亡者宿
たてやまのもうじゃやど

田中貢太郎

分量:約19
書き出し:一小八はやっと目ざした宿屋へ着いた。主翁《ていしゅ》と婢《じょちゅう》が出て来てこの壮《わか》い旅人を愛想よく迎えた。婢は裏山から引いた筧《かけい》の水を汲んで来てそれを足盥《あしだらい》に入れ、旅人の草鞋擦のした蒼白い足を洗ってやった。青葉に黒味の強くなる比《ころ》のことで日中は暑かったが、立山の麓になったこの宿屋では陽が入ると涼しすぎる程の陽気であった。小八は座敷へあがるなり婢が来て湯に入れと...
更新日: 2025/09/29
8eb05d040692さんの感想

怖い話だと思って読んだら意外や痛快な話で良かった。