「行乞記」の感想
行乞記
ぎょうこつき

01 (一)

01 (いち)

種田山頭火

分量:約196
書き出し:このみちやいくたりゆきしわれはけふゆくしづけさは死ぬるばかりの水がながれて九月九日晴、八代町、萩原塘、吾妻屋(三五・中)私はまた旅に出た、愚かな旅人として放浪するより外に私の行き方はないのだ。七時の汽車で宇土へ、宿においてあつた荷物を受取つて、九時の汽車で更に八代へ、宿をきめてから、十一時より三時まで市街行乞、夜は餞別のゲルトを飲みつくした。同宿四人、無駄話がとり/″\に面白かつた、殊に宇部の乞食...
更新日: 2024/04/11
19双之川喜41さんの感想

 山頭火は 自分の ものもらいの 技巧のせいで 貰いが たくさん あったという。プロといえば プロなので おのずから 人が 恵みたくなる 雰囲気を 山頭火は 醸し出すことに 慣れていたようにも 見える。また おそらく 警察勤めと 思われる 支援者に 署に 会いに行くなどは 面白いと 感じた。交遊関係は 意外と 広いのである。

更新日: 2020/11/07
19双之川喜41さんの感想

 道を尋ねると 田舎の人は 正しく教えられる人は まずいない。 山の名前も 同様で 知っている人は 少ない。 小学生は 裸足で通学している。 たまげるような話しが 楽しいと感じた。