「大菩薩峠」の感想
大菩薩峠
だいぼさつとうげ

35 胆吹の巻

35 いぶきのまき

中里介山

分量:約254
書き出し:一宇治山田の米友は、山形雄偉なる胆吹山《いぶきやま》を後ろにして、しきりに木の株根《かぶね》を掘っています。その地点を見れば、まさしく胆吹山の南麓であって、その周囲を見れば荒野原、その一部分の雑木が斫《き》り倒され、榛莽荊棘《しんもうけいきょく》が刈り去られてある。そのうちのある一部分に向って鍬《くわ》を打卸しつつ、米友がひとり空々漠々として木の根を掘りつつあるのです。打込む鍬の音が、こだまを返す...
更新日: 2016/08/07
70150d3e41a7さんの感想

楽しく読んだ。