「富岡先生」の感想
富岡先生
とみおかせんせい

国木田独歩

分量:約47
書き出し:一何|公爵《こうしゃく》の旧領地とばかり、詳細《くわし》い事は言われない、侯伯子男の新華族を沢山出しただけに、同じく維新の風雲に会しながらも妙な機《はずみ》から雲梯《うんてい》をすべり落ちて、遂《つい》には男爵どころか県知事の椅子|一《ひとつ》にも有《あり》つき得ず、空《むな》しく故郷《くに》に引込んで老朽ちんとする人物も少くはない、こういう人物に限ぎって変物《かわりもの》である、頑固《がんこ》で...
更新日: 2022/01/12
187359026b4aさんの感想

初恋という短編を読んでからこちらを読むのがお薦め。これが本当の話なんだろうな。ジーンとした。

更新日: 2021/03/06
19双之川喜41さんの感想

 先生は 動く偏屈爺である。 爺の娘は 器量も性格も良いので 昔の弟子たちは 争奪戦を 繰り広げる。 勝者は 誰か。  弟子たちが 献身的に仕えるのには 下心有るにしても 感心してしまうのである。

更新日: 2018/06/14
a3235966ecb8さんの感想

吉田松陰の仲間だった偏屈じいさんがモデルと聞く。

更新日: 2017/03/28
笛吹き娘さんの感想

友がみな我より偉く見ゆる日よ、を思い出した。 不満を抱えた老先生はこうなるしかなかったんだろう。 最初から選んだんじゃないのが玉に瑕だが、美しいお嬢さんが幸せそうで何より。