「竜宮の犬」の感想
竜宮の犬
りゅうぐうのいぬ

宮原晃一郎

分量:約16
書き出し:或《ある》田舎に貧乏な爺《ぢい》さんと、婆《ばあ》さんとが二人きりで暮してをりました。耕す畑も田もないから、仕方なく爺さんは楊枝《やうじ》、歯磨《はみが》き、洗粉《あらひこ》などを行商して、いくらかのお銭《あし》を取り、婆さんは他人の洗濯《せんたく》や針仕事を頼まれて、さびしい暮しをつゞけてをりました。すると或年の秋も末になり、紅葉《もみぢ》が綺麗《きれい》に色づき、柿《かき》の実があかく熟《う》...
更新日: 2020/11/10
19双之川喜41さんの感想

 正月に飾る繭玉(まゆだま)の由来に 辿り着くまでは 「鶴の恩返し」「浦島太郎」の翻案の様でもあるけど お約束の強欲婆さんなども登場して 無事に着地する 。 なかなか面白いと感じた。