「馬鹿七」の感想
馬鹿七
ばかしち
初出:「金の船」キンノツノ社、1919(大正8)年11月

沖野岩三郎

分量:約12
書き出し:一紀州《きしう》の山奥に、狸山《たぬきやま》といふ高い山がありました。其所《そこ》には、大きな樫《かし》だの、樟《くす》だのが生え繁《しげ》つてゐる、昼でも薄暗い、気味の悪い森がありました。森の中には百|穴《あな》といふのがありました。其《そ》の穴の中から、お腹《なか》の膨れた古狸が、夕方になると、百|疋《ぴき》も二百疋も、ノソノソと這《は》ひ出して来て、ポンポコ/\/\と腹鼓を打つて踊つたり跳ね...
更新日: 2019/10/25
19双之川喜41さんの感想

 狸が出ると 馬鹿七が言うので 皆で 松明を掲げて確かめに行ったら 怖いので 松明かりを投げ棄てて 逃げ出してしまい それがもとで 大きな山火事となり 大木は総て焼けてしまった。