「蛇つかひ」の感想
蛇つかひ
へびつかい
初出:「赤い鳥」1923(大正12)年7月

鈴木三重吉

分量:約11
書き出し:インドだのエジプトだのといふやうな熱帯地方へいきますと、蛇使《へびつかひ》と言つて蛇にいろ/\のことをさせて見せる、わたり歩きの見世物師がゐます。たいてい五六人で組をつくつて、ありとあらゆるさま/″\の蛇のはいつた、籠《かご》や袋や箱をかついで、町から町へとめぐつて歩き、人どほりのおほい広場や空地で、人をあつめて見せるのです。人がいゝかげんにあつまりますと、蛇つかひはいづれも地びたにすわつたまゝで...
更新日: 2020/11/10
19双之川喜41さんの感想

 白蟻駆除を 渡世とする方は 良く聞くけど 家の中の蛇の駆除を請け負う話しは 珍しい。 フランス領事館の領事との駆け引きには 吹き出してしまう。 異色の作風に面白いものを 散見すると感じた。