「夏目漱石論」の感想
夏目漱石論
なつめそうせきろん
初出:1910(明治43)年7月

森鴎外

分量:約2
書き出し:一、今日の地位に至れる径路政略と云うようなものがあるかどうだか知らない。漱石君が今の地位は、彼の地位としては、低きに過ぎても高きに過ぎないことは明白である。然れば今の地位に漱石君がすわるには、何の政策を弄するにも及ばなかったと信ずる。二、社交上の漱石二度ばかり逢ったばかりであるが、立派な紳士であると思う。三、門下生に対する態度門下生と云うような人物で僕の知て居るのは、森田草平君一人である。師弟の間...
更新日: 2025/02/03
65c8aadc88adさんの感想

双喜 鴎外は 漱石と 森田草平との あいた゛の 情誼が きわめて 濃厚で あるとする。森田氏の 作品に 触れた ことが ないので 感興は 湧かない。朝日新聞社との 関係は 周知の 事実であり 言うまでもないことを 書きなぐって いるように ふと 感じた。 

更新日: 2024/03/03
1e8fb27bb886さんの感想

森鴎外の雑多な文章が読めて、親しみを感じた。知らない、という鴎外が少し、可愛らしい。

更新日: 2016/07/11
麦の海さんの感想

漱石のことをあまり知らないんかい!と少しツッコミをいれたい部分もありましたが、鴎外が漱石のことを尊敬していることが分かり、ほっこりとした気持ちになりました。 英雄は英雄をしる…と何方かが仰っていましたが、まさにこの事だと思います。

更新日: 2016/05/14
3827ddee843eさんの感想

他者の論評というものは、公平かつ慎重に行わなければならない。 不明な部分はかっこつけたりせずにわからないと書く。これでよいのである。

更新日: 2016/05/14
芦屋のまーちゃんさんの感想

どんな偉人でも、新人デヴィユーの時期はある。漱石にもあるし、その漱石について論じた鴎外にも。 鴎外は漱石を評論するには彼の作品をもっと読まないとわからぬと正直に言っている。 それでも少しの作品を読む限りでは、 長所ばかりで短長は見当無しとの評価。もっと文壇での地位は上ではないかとも・・・ 文豪が文豪を論ずるという信憑性のあるフレーズだ!

更新日: 2015/07/03
66ea5562f34bさんの感想

なんで夏目漱石のことをあまり知らないのに書こうと思ったんだろうか