「冬の王」の感想
冬の王
ふゆのおう
初出:「帝国文学」1912(明治45)年1月1日

森鴎外

分量:約19
書き出し:このデネマルクという国は実に美しい。言語には晴々しい北国《ほっこく》の音響があって、異様に聞える。人種も異様である。驚く程純血で、髪の毛は苧《お》のような色か、または黄金色《こがねいろ》に光り、肌は雪のように白く、体は鞭《むち》のようにすらりとしている。それに海近く棲《す》んでいる人種の常で、秘密らしく大きく開いた、妙に赫《かがや》く目をしている。己《おれ》はこの国の海岸を愛する。夢を見ているよう...
更新日: 2018/06/01
4e826f260cfdさんの感想

引き込まれる。 すんなりと情景が浮かび、見えないところは想像しやすいよう描写がされている。