「ランプの便り」の感想
ランプの便り
ランプのたより
初出:「若草 第五巻第五号(五月号)」宝文館、1929(昭和4)年5月1日

牧野信一

分量:約11
書き出し:一「おや/\、もうランプを点ける頃なの、何とまあ日が短いことだらうね。」すつかり掃除を済してピカ/\とする台ランプを抱へたユキ子が、静かに私の部屋に入つて来たのを見て私は、驚きの眼を視張つて云ひました。ユキ子は、そのランプを私の机の上に置くと、「点けて行きませうね。」と云ふのです。「どうぞ——」ユキ子は手製のジヤンパアのポケツトからマツチを取り出して、手ぎは好くランプに火をいれます。「おゝ、明るい...
更新日: 2022/04/09
19双之川喜41さんの感想

 今は  ボストンに帰国した 友人から もらった  ランプ の明かりで  著者の分身とも 思われる主人公は  著作に 勤しむ はずだったけど なかなか 思い通りには行っていない。 ランプの影を頼りに  何かと 遊びに誘われ 当惑するわけでもない。