「早春のひところ」の感想
早春のひところ
そうしゅんのひところ
初出:「早稲田文學 第一巻第五号」早稲田文學社、1934(昭和9)年10月1日

牧野信一

分量:約30
書き出し:一そのころ私は、文科の学生でありましたが、小説といふものにいさゝかの興味もなく——といふよりも小説の類ひを読んだことがなかつたので——主に西洋の哲学や科学の書に親しみ、興味と云へば星の観測ぐらゐのものでした。ほとんど友達といふものもなく、大概自分の部屋に引込んで、何かこつこつと机の上で辞書を引いたり、書抜をこゝろみたりしながら漫然と孤独の時間を過して居るといふ風でした。——夜になると芝居のはやしの...
更新日: 2020/11/11
19双之川喜41さんの感想

 下宿先の 医者の 妹から 芝居の掛け声が うまくないと 指摘されたのが 遠因とも 思えないけど 応援団に 入団してしまう。 時代かかった 団員の やり取りが 面白い。