「山男と男装の美女」の感想
山男と男装の美女
やまおとことだんそうのびじょ

ミツキイのジヨンニイ

ミッキーのジョンニー初出:「文藝春秋 オール讀物号 第二巻第六号」文藝春秋社、1932(昭和7)年6月1日

牧野信一

分量:約32
書き出し:一糧食庫に狐や鼬が現れるので、事務所の壁には空弾を込めた大型の短銃《ピストル》が三つばかり何時でも用意してあつたが、事務員の僕と、タイピストのミツキイは、狐や鼬に備へるためではなく、夫々一挺宛の短銃を腰帯《バンド》の間に備へるのを忘れたことはなかつた。夜、夫々のベツドに引きあげて眠りに就く時にも枕の下に、それを入れて置くことを忘れてはならない——と約束し合つてゐた。村里から馬の背をかりて七|哩《ま...
更新日: 2020/11/11
19双之川喜41さんの感想

 荒くれ者の山男の中に どうしてそんなにまでして潜んでいなければならないか については あまりよくわからない。 この仕掛けは 無理筋と言っても 大げさではないように思ってしまった。