「女性崇拝」の感想
女性崇拝
じょせいすうはい
初出:「読売新聞」1936(昭和11)年1月20日

岡本かの子

分量:約3
書き出し:西洋人は一体《いったい》に女性尊重と見做《みな》されているが、一概《いちがい》にそうも言い切れない。欧州人の中でも一番女性尊重者は十指《じっし》の指すところ英国人であるが、英国人の女性尊重は客間《きゃくま》だけの女性尊重で、居間へ入ると正反対だという説がある。事実、英国人ぐらい文筆上で女性に対し諷刺《ふうし》や皮肉を弄《ろう》し、反感を示している国民は少い。バーナード・ショウの如《ごと》きも「人と...
更新日: 2022/01/28
阿波のケンさん36さんの感想

当時新しい女呼ばれた作者の女性崇拝に関する感想である。英国の女性尊重にしても日本より数十年早いだけだ。日本が西洋化した時そうだっただけ、それ以前は女性の権利は弱かった。