「自画像」の感想
自画像
じがぞう
黒島伝治
分量:約5分
書き出し:
なか/\取ッつきの悪い男である。ムッツリしとって、物事に冷淡で、陰鬱で、不愉快な奴だ。熱情なんど、どこに持って居るか、そんなけぶらいも見えん。そのくせ、勝手な時には、なか/\の感情家であるのだ。なんでもないことにプン/\おこりだす。なんにでも不平を持つ。かと思うと、おこって然るべき時に、おこらず、だまってにやけこんで居る。どんなにいゝ着物をきせても、百姓が手織りの木綿を着たようにしか見えない。そん...
作品詳細
作品を読む
更新日: 2021/09/30
decc031a3fabさんの感想
面白かったけど、あまりに自分を自嘲していて、却って自意識過剰さを強く感じる。プロレタリアの流行作家が壁にぶつかって、悩んでいたのかな?
青空文庫ビューア Ad
Icons made by
Freepik
from
www.flaticon.com