「鯉」の感想
こい

岡本綺堂

分量:約18
書き出し:一日清戦争の終った年というと、かなり遠い昔になる。もちろん私のまだ若い時の話である。夏の日の午後、五、六人づれで向島へ遊びに行った。そのころ千住の大橋ぎわにいい川魚料理の店があるというので、夕飯をそこで食うことにして、日の暮れる頃に千住へ廻った。広くはないが古雅な構えで、私たちは中《ちゅう》二階の六畳の座敷へ通されて、涼しい風に吹かれながら膳にむかった。わたしは下戸であるのでラムネを飲んだ。ほかに...
更新日: 2024/10/11
8eb05d040692さんの感想

鯉の祟りかただの偶然なのか。 まぁ、殺生は容易くするものじゃない。当たり前のことだけど