「山越しの弥陀」の感想
山越しの弥陀
やまごしのみだ
初出:「八雲 第三輯」1944(昭和19)年7月

折口信夫

分量:約39
書き出し:極樂の東門に向ふ難波の西の海入り日の影も舞ふとかや渡來文化が、渡來當時の姿をさながら持ち傳へてゐると思はれながら、いつか内容は、我が國生得のものと入りかはつてゐる。さうした例の一つとして、日本人の考へた山越しの阿彌陀像の由來と、之が書きたくなつた、私一個の事情をここに書きつける。「山越しの彌陀をめぐる不思議」——大體かう言ふ表題だつたと思ふ。美術雜誌か何かに出たのだらうと思はれる拔き刷りを、人から...
更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 題意から 推すと 弥陀仏様の空中飛行のように勘違いするかもしれないけど 要するに 風景画と人物画を 一体化した 日本独自の 宗教画について 画材として 文材として 蘊蓄(うんちく)を開示したものである。