「火薬庫」の感想
火薬庫
かやくこ
初出:「子供役者の死」隆文館、1921(大正10)年3月

岡本綺堂

分量:約27
書き出し:例の青蛙堂主人から再度の案内状が来た。それは四月の末で、わたしの庭の遅桜も散りはじめた頃である。定刻の午後六時までに小石川の青蛙堂へ着到《ちゃくとう》すると、今夜の顔ぶれはこの間の怪談会とはよほど変わっていた。例によって夜食の御馳走になって、それから下座敷の広間に案内されると、床の間には白い躑躅《つつじ》があっさりと生けてあるばかりで、かの三本足の蝦蟆《がま》将軍はどこへか影をひそめていた。紅茶一...
更新日: 2024/05/14
8eb05d040692さんの感想

よもやま話ならそんなものかな。