「馬妖記」の感想
馬妖記
ばようき
初出:「講談倶楽部」1927(昭和2)年2月

岡本綺堂

分量:約40
書き出し:一M君は語る。僕の友人の神原君は作州《さくしゅう》津山《つやま》の人である。その祖先は小早川|隆景《たかかげ》の家来で、主人と共に朝鮮にも出征して、かの碧蹄館《へきていかん》の戦いに明《みん》の李如松《りじょしょう》の大軍を撃ち破った武功の家柄であると伝えられている。隆景は筑前の名島《なじま》に住んでいて、世に名島殿と呼ばれて尊敬されていたが、彼は慶長二年に世を去って、養子の金吾《きんご》中納言秀...
更新日: 2019/11/08
19双之川喜41さんの感想

 記録と 動物の毛が残っているところが  本当らしいところもある。 海驢(あしか)か 熊か  野馬か 狒々 (ひひ)か  何とも はっきりしない 怪獣が村に 騒ぎを起こしたので  年上の 女と 良い仲になっていた若者を始め  迷惑を被った者が多いのである。