「前妻の怪異」の感想
前妻の怪異
ぜんさいのかいい

田中貢太郎

分量:約5
書き出し:長崎市の今博多《いまはかた》町、中島川に沿うた処に、竹田と云う青年が住んでいた。そこは隣家の高い二階家に遮られて、東に面した窓口から、僅《わず》かに朝の半時間ばかり、二尺くらいの陽が射しこむきりで、微暗《うすぐら》い湿っぽい家であった。青年は東京で大学を終えて、暫く山の手に住んでいて帰って来たものであるが、結婚したばかりの美しい妻があり、生活の不安もないので、住宅のことなどはどうでもよかった。従っ...
更新日: 2021/05/14
b53e79cfe52cさんの感想

人は暗闇を恐れる。この話はまだランプの時代。この手の話が面白がられる時代。今は聞いたことがないな。

更新日: 2021/05/14
9741e0063ebbさんの感想

普通、母親が子どもを殺すことはありえない。 まして、死んだ者は何も出来ない。 こういった事件は、思い込みや言い逃れかも知れないが、昔は多かったのだろう。

更新日: 2016/06/13
ひずみんさんの感想

この手の話は前妻が、死んでも母であり続けるか女であり続けるかのどちらかだと思う。この話では後者だった。