「天井からぶらさがる足」の感想
天井からぶらさがる足
てんじょうからぶらさがるあし

田中貢太郎

分量:約1
書き出し:小説家の山中峯太郎君が、広島市の幟町《のぼりまち》にいた比《ころ》のことであった。それは山中君がまだ九つの時で、某夜《あるよ》近くの女学校が焼けだしたので、家人は裏の畑へ往ってそれを見ていた。その時山中君は、ただ一人台所へ往って立っていたが、何かしら悪寒を感じて眼をあげた。と、すぐ頭の上の天井から不意に大きな足がぶらさがった。それはたしかに人間の足で、婢室《じょちゅうべや》の灯をうけて肉の色も毛の...
更新日: 2021/05/11
9741e0063ebbさんの感想

今はあまり聞かないが、昔はこういう話が多かったのかも知れない。