「隧道内の怪火」の感想
隧道内の怪火
とんねるないのかいか
田中貢太郎
分量:約1分
書き出し:
兵庫県と岡山県の境になった上郡と三石《みいし》間の隧道《トンネル》の開鑿《かいさく》工事は、多くの犠牲者を出してようやく竣工しただけに、ここを通る汽車は、その車輪の音までが、「骨がたりない、トコトコトン」と聞えると云って、車掌たちから恐れられていた。それは十数年前の夏の夜のことであった。新らしく乗りこんだ一人の車掌が、熱くてしかたがないので、展望車のデッキに出て涼んでいると、何かしら冷たいものが背...
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更新日: 2021/05/11
9741e0063ebbさんの感想
見たと思っている人は、本当に恐ろしいのだろう。
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