「魔の電柱」の感想
魔の電柱
まのでんちゅう
田中貢太郎
分量:約1分
書き出し:
昭和十年九月二十八日の夜の八時|比《ごろ》、駒込|神明《しんめい》町行の市電が、下谷池《したやいけ》の端の弁天前を進行中、女の乗客の一人が、何かに驚いたように不意に悲鳴をあげて、逃げ出そうとでもするようにして上半身《かみはんしん》を窓の外へ出したところで、そこにあったセンターポールで顔を打って昏倒した。その女客は浅草区西鳥越町の市川喜太郎と云う人の細君で、墓参《ぼさん》に往っての帰途《かえりみち》...
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更新日: 2021/04/22
9741e0063ebbさんの感想
幽霊はいないのだが、見た人は多いのだ。
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