「疫病神」の感想
疫病神
やくびょうがみ

田中貢太郎

分量:約2
書き出し:長谷川時雨女史《はせがわしぐれじょし》の実験談であるが、女史が佃島《つくだじま》にいた比《ころ》、令妹《れいまい》の春子さんが腸チブスに罹《かか》って離屋《はなれ》の二階に寝ていたので、その枕頭《まくらもと》につきっきりで看護していた。それは夜であったが、その時病人がうなされていた。女史は何の気なしに床の間の方へ眼をやった。そこの床の間の隅に十五六ぐらいの少年がいて、それが腕ぐみしてじっと蹲《しゃ...
更新日: 2021/04/22
9741e0063ebbさんの感想

どんな怪異も、こちらがしっかりしていれば、霧散してしまう。