「朝倉一五〇」の感想
朝倉一五〇
あさくらいちごれい

田中貢太郎

分量:約2
書き出し:洋画家の橋田|庫次《くらじ》君の話であるが、橋田君は少年の頃、吾川《あがわ》郡の弘岡村へ使いに往って、日が暮れてから帰って来たが、途中に荒倉《あらくら》と云う山坂があって、そこには鬼火が出るとか狸がいるとかと云うので、少年の橋田君は鬼魅《きみ》がわるかった。橋田君はその時自転車に乗っていた。やがて荒倉の麓へ来たので、自転車をおりて、それを押し押しあがって往ったが、暗くはなるし人っ子一人通らないので...
更新日: 2021/05/06
9741e0063ebbさんの感想

この車夫は、亡くなったのか、或いは亡くなった人を乗せたのか。 それとも橋田君が、すでに亡くなっていたのか。 色々考えると面白い。