「位牌田」の感想
位牌田
いはいだ
田中貢太郎
分量:約3分
書き出し:
義民木内宗五郎で有名な甚兵衛の渡場《わたし》のある処は、印西《いんせい》という処であるが、その印西の渡場から西へ十町ばかり往った処に、位牌田《いはいだ》と云う田がある。それはその形が位牌に似ているところからその名が起ったもので、段別《たんべつ》は一段八|畝《せ》あって、土地がよく肥えているので、その田からは相当な収穫があがるが、その田を作る家は、毎年死人が出るので、二年とその田を続けて作る者がなか...
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更新日: 2021/05/06
9741e0063ebbさんの感想
昔は分からないから不安になり、恐ろしくなる事が多かったのだろう。特に、人の口から伝わると、その人の思いが込められて色合いが濃くなり、怖い話が出来あがる。 分かれば、科学的な事も多い。
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