「亀の子を握ったまま」の感想
亀の子を握ったまま
かめのこをにぎったまま

田中貢太郎

分量:約2
書き出し:岩手県の北上川の流域に亀ヶ淵と云う淵があったが、そこには昔から大きな亀が住んでいて、いろいろの怪異を見せると云うので夜など往くものはなかった。その亀ヶ淵の近くに小学校の教員が住んでいた。それは、伝兵衛と云う中年の男であったが、それが初秋の比《ころ》、夕飯の後で北上川の網打ちに往って、彼方此方と網を入れてみたが、不思議に何も獲《と》れなかった。伝兵衛は漁のない腹だたしさと、酒の酔いもいくらかてつだっ...
更新日: 2021/04/26
9741e0063ebbさんの感想

亀の子とは、「亀の子ども」の事なのか「亀の子たわし」の事なのか、よく分からんが、どっちにしても不可解ではある。