「桜」の感想
さくら
初出:「中央公論」1924(大正13)年4月号

岡本かの子

分量:約13
書き出し:桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命《いのち》をかけてわが眺《なが》めたりさくら花《ばな》咲きに咲きたり諸立《もろだ》ちの棕梠《しゆろ》春光《しゆんくわう》にかがやくかたへこの山の樹樹《きぎ》のことごと芽ぐみたり桜のつぼみ稍《やや》ややにゆるむひつそりと欅《けやき》大門《だいもん》とざしありひつそりと桜咲きてあるかも丘の上の桜さく家《いへ》の日あたりに啼《な》きむつみ居《を》る親豚子豚ひともとの桜の...
更新日: 2024/04/11
19双之川喜41さんの感想

 桜花は 命を懸(か)けて 咲いているので かの子も 命 いっぱいに 花と 対峙(たいじ)するという。気楽な 感じで 咲き誇る 花としては そんな 目で 見られたりすると なんとなく こそばゆい かもしれないと 感じた。

更新日: 2021/09/10
bc43847ac151さんの感想

桜をテーマにこんなにたくさんの歌が詠めるのがすごい。

更新日: 2019/10/30
19双之川喜41さんの感想

 棕櫚と 櫻花を 対比させたり、親豚子豚が 詠われたりで 月並み調を 遥かに越えており 楽しめるかもしれないと感じた。