「鼠坂」の感想
鼠坂
ねずみざか
初出:「中央公論」1912(明治45)年4月

森鴎外

分量:約22
書き出し:小日向《こびなた》から音羽《おとわ》へ降りる鼠坂《ねずみざか》と云う坂がある。鼠でなくては上がり降りが出来ないと云う意味で附けた名だそうだ。台町の方から坂の上までは人力車が通うが、左側に近頃《ちかごろ》刈り込んだ事のなさそうな生垣を見て右側に広い邸跡《やしきあと》を大きい松が一本我物顔に占めている赤土の地盤を見ながら、ここからが坂だと思う辺まで来ると、突然|勾配《こうばい》の強い、狭い、曲りくねっ...
更新日: 2021/07/10
19双之川喜41さんの感想

 満州で 一旗揚げた男が 新築祝いに 満州時代の 旧知の 人達を 新居に招く。 隠れ潜んでいた 現地の娘を 偶然にも 発見したりした話に 盛りあがる。  就寝後 不自然な死を遂げる者がでる。 意味は探りにくいと感じた。