「河童」の感想
河童
かっぱ
初出:「改造 第九巻第三号」1927(昭和2)年3月1日

芥川竜之介

分量:約92
書き出し:どうか Kappa と発音して下さい。序これは或精神病院の患者、——第二十三号が誰にでもしやべる話である。彼はもう三十を越してゐるであらう。が、一見した所は如何にも若々しい狂人である。彼の半生の経験は、——いや、そんなことはどうでも善い。彼は唯ぢつと両膝をかかへ、時々窓の外へ目をやりながら、(鉄格子をはめた窓の外には枯れ葉さへ見えない樫の木が一本、雪曇りの空に枝を張つてゐた。)院長のS博士や僕を相...
更新日: 2025/05/28
7a9660247f04さんの感想

良い作品でした。

更新日: 2020/12/26
19双之川喜41さんの感想

 親子間の 口喧嘩の代表例は 「頼みもしないのに、産んだ」であろう。 河童は 知らず 人間は 古今東西 頼んで 産んで貰った人は 絶無である。 こんなことを 言い放つ者は ろくなものでないと しみじみ 実感している。

更新日: 2016/08/05
42553d43339bさんの感想

ずっと読みたいと思っていた。面白かった。 ただの創作と読むんじゃなく、風刺だけでもなく、どこか芥川龍之介という人の何かが見れるような気がします