「怪談女の輪」の感想
怪談女の輪
かいだんおんなのわ

泉鏡花

分量:約20
書き出し:枕《まくら》に就《つ》いたのは黄昏《たそがれ》の頃《ころ》、之《これ》を逢魔《あふま》が時《とき》、雀色時《すゞめいろどき》などといふ一日《いちにち》の内《うち》人間《にんげん》の影法師《かげぼふし》が一番《いちばん》ぼんやりとする時《とき》で、五時《ごじ》から六時《ろくじ》の間《あひだ》に起《おこ》つたこと、私《わたし》が十七の秋《あき》のはじめ。部屋《へや》は四疊《よでふ》敷《し》けた。薄暗《...
更新日: 2017/01/06
83939c19d8f0さんの感想

 自然と背筋につう、と悪寒がはしる内容だった。後半のおぼつかない女達の呻きがぼんやりとしていてこちらの恐怖心を煽る。曖昧なのがまた恐ろしい。