伊勢といえば 海女 真珠 松坂牛 であるけど 神宮は その頃 疲弊していて 今の 素晴らしい 荘厳さは その後の 不断の 努力により 保たれて きたようだ。松坂 生まれではなく 神戸牛を 当地で 育て上げて 立派な ブランド牛に 育て 上げるという。牛に 焼酎を 吹きかける。良く知られた 飼育法で あるけど 口に 含んで 霧状に するので 半分位は 人間さまが 呑んで しまうのではと 冗談を かます。
旅客用の 航空路の開設は 半世紀以上前だった。 飲んべえの 安吾だけあって 松阪牛は 焼酎を口に含んで牛に吹き掛けるけど 牛飼いが 半分以上 飲んでしまうと言う。 そうなのかもしれないと感じた。
旅行記、紀行文なのであるが、著者の旅日記的にも感じる。個人的には、面白く読ませて頂きました。朝鮮動乱(朝鮮戦争)時代の国内交通手段や正月の風景等が、分かる作品です。作品中に出てくる『伊勢志摩』地方の風土が、日本神話を絡めて記述されている部分は、興味深いです。特に、著者の推理ーー探偵眼視ーーする伊勢志摩の神話的風土観は、“当たらずしも、遠からず”のように感じます。