「幕末維新懐古談」の感想
幕末維新懐古談
ばくまついしんかいこだん

14 猛火の中の私たち

14 もうかのなかのわたしたち

高村光雲

分量:約11
書き出し:私は十四の子供で、さして役には立たぬ。大人《おとな》でもこの猛火の中では働きようもない。私の師匠の東雲と、兄弟子の政吉と、私の父の兼松《かねまつ》(父は師匠の家と私とを心配して真先に手伝いに来ていました)、それに私と四人は駒形堂の方から追われて例の万年屋の前へ持ち出した荷物を卸し、此所《ここ》で、どうなることかと胸を轟《とどろ》かしている。火勢はいやが上に募って広小路をも一舐《ひとな》めにせん有様...
更新日: 2020/11/23
19双之川喜41さんの感想

 14歳の 光雲は  父から  持ち出した荷物を  見張っているように言われたけど 火消しの男たちからは  早く逃げろと  急かされているところに  父親が 戻ってきて  梯子を使って 屋根から屋根へと  飛び移り助けられた。 体験談ということもあり 緊迫感がすごいと感じた。