「蝶の絵」の感想
蝶の絵
ちょうのえ
初出:「週刊朝日別冊 記録文学特集号」1949(昭和24)年9月10日

久生十蘭

分量:約63
書き出し:一終戦から四年となると、復員祝いも間のぬけた感じだったが、山川|花世《はなよ》の帰還が思いがけなかったせいか、いろいろな顔が集まった。主人役の伊沢元仏蘭西領事と山川の教え子だった伊沢の細君の安芸《あき》子、須田理学士、貿易再開で近くリヨンに行く森川組の笠原忠兵衛、シンガポールの戦犯裁判で、弁護団側のマレー語の通訳をしていた岩城画伯などがやってきたが、定刻をすぎても、当の山川はあらわれない。伊沢は窓...
更新日: 2022/04/11
8702fcaf2228さんの感想

相変わらずバチ面白かった。