春の山（久生十蘭）の感想 - 青空文庫作品の感想 -

「春の山」の感想

春の山

はるのやま

久生十蘭

分量：約22分

書き出し:蘆田周平はサンルームのつづきの日向くさい絨氈の上に寝ころがり、去年の冬から床のうえに放りだしてあった絵葉書を拾いあげた。パリのあやかしに憑かれ、ひとりで気負ったようになっている仲間がよこした自作の絵葉書である。八月にレジェが死んだと思ったら、この月の六日にユトリロが死んだ。パリでは毎日のように人生の一大事に逢着している。そちらはどうだ。古沼の淀みのなかで、相も変らずクラゲ同然にフワリフワリしている...

更新日: 2022/10/20

2762415ce5eeさんの感想

この人のやつたくさん読んでるけどこれが1番純文学ぅ〜って感じ

更新日: 2021/05/08

b53e79cfe52cさんの感想

題名は「春の山」と長閑だが闘鶏のお話。負ける為に用意された年老いた鶏が主催者の予定通りに哀れに命を落としていく。作者の意図は?

更新日: 2020/10/09

8e2e3f535e35さんの感想

十蘭の小説はなにやら不思議な世界に引き込まれて仕舞うのもが実に多いですね！小説の魔術師と言われるのがわかるような気が致します。

更新日: 2020/08/09

19双之川喜41さんの感想

　売空家に　管理人代わりに住み込んだ　売れない画家は　闘鶏の花試合を　見ることに　なってしまうけど　怖じけづくと負け　策にもたれ掛かると負け　など　決まりは　あることはある。負けて　放棄された軍鶏の苦しみを　目の当たりにして　画家の眼に　涙のようなものがうかぶ。鶏の描写が　強烈であると　感じた。　

更新日: 2020/06/07

4c052d2e6647さんの感想

意外な展開