「虹の橋」の感想
虹の橋
にじのはし

久生十蘭

分量:約38
書き出し:一北川千代は栃木刑務所で服役中の受刑者で、公訴の罪名は傷害致死、刑期は六年、二十八年の三月に確定し、小菅の東京拘置所から栃木刑務所に移され、その年の七月に所内で女児を分娩した。受刑者名簿には北川千代となっているが、記名の女性は二十七年の九月に淡路島の三熊山で死亡しているので、もちろん当人であろうわけはない。北川千代の名で服役しているのは、真山あさひという別個の人格なのだが、複雑な事情があって、取調...
更新日: 2022/10/02
2762415ce5eeさんの感想

最高すぎ

更新日: 2020/11/13
19双之川喜41さんの感想

 女は自分自身が  母親の服役中に  刑務所で産み落とされたので 二度とそのようなことがないように  注意深く 生きてきたけど  冤罪のため 取り調べを受け 既に身重になっていた彼女は 刑務所での出産が  避けられなくなってしまった。 現在でもありそうな 重いテーマと感じてしまった。