「呂宋の壺」の感想
呂宋の壺
るそんのつぼ
初出:「オール讀物」1957(昭和32)年3月号

久生十蘭

分量:約51
書き出し:一慶長のころ、鹿児島|揖宿《いぶすき》郡、山川の津《つ》に、薩摩藩の御朱印船を預り、南蛮貿易の御用をつとめる大迫《おおさこ》吉之丞という海商がいた。慶長十六年の六月、隠居して惟新《いしん》といっていた島津義弘の命令で、はるばる呂宋《ルソン》(フィリッピン)まで茶壺を探しに出かけた。そのとき惟新は、なにかと便宜があろうから、吉利支丹になれといった。吉之丞は長崎で洗礼を受けて心にもなき信者になり、呂宋...
更新日: 2022/10/02
2762415ce5eeさんの感想

この人の短編で結構一番くらいに好きかも