「南極記」の感想
南極記
なんきょくき

久生十蘭

分量:約45
書き出し:一九二八年(昭和三)の十二月二十九日、三発のフォッカー機で、西経百五十度の線を南極の極点に向って飛んでいるとき、南緯八十度附近の大氷原の上で、見せかけの花むらのような世にも鮮かな焔色したものがバード大佐の視覚をかすめた。南極大陸はあたかも盛夏の候で、空は無窮の蒼さに澄み、雲の影ひとつなく、プリンクという南極氷原特有の光暈で彩られた無住の寒帯が、百万劫の静寂のなかに茫漠とひろがっている。風房の視野に...
更新日: 2025/05/22
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  今日では 南極ツアー なるものが 企画されていて 望めば ほぼ 参加 可能と なっているらしい。当時は 橇に 七輪を 積み込んで 煮炊き しながら 極点を 目指した というから 過酷な 探検という ことになる。日本人の 科学的な 直感力と ほめられて 次々と 手を挙げる 邦人は いたようだ。