「顎十郎捕物帳」の感想
顎十郎捕物帳
あごじゅうろうとりものちょう

02 稲荷の使

02 いなりのつかい

久生十蘭

分量:約31
書き出し:獅子噛《しかみ》春がすみ。どかどんどかどん、初午《はつうま》の太鼓。鳶がぴいひょろぴいひょろ。神楽の笛の地へ長閑にツレて、なにさま、うっとりするような巳刻《よつ》さがり。黒板塀に黒鉄の忍返し、姫小松と黒部を矧《は》ぎつけた腰舞良《こしまいら》の枝折戸から根府川の飛石がずっと泉水のほうへつづいている。桐のずんどに高野槇《こうやまき》。かさ木の梅の苔にもさびを見せた数寄《すき》な庭。広縁の前に大きな植...
更新日: 2023/11/19
鍋焼きうどんさんの感想

印籠位の物なら咄嗟に隠さなくても持ち出せると思うが、まあいいや。阿古十郎も人が悪いよ。

更新日: 2020/11/13
19双之川喜41さんの感想

 外国語に 堪能な 十蘭が  捕物帳を書くと こうなる。 誰か死ぬわけでもなく  万年青と 印籠で 話を組み立てる。 昔  顎の長い 俳優が いたことを  思い出しながら 顎十郎を 堪能する。

更新日: 2016/03/09
ca4b4bc0a1c8さんの感想

顎十郎以外にもシリーズのレギュラーが登場して面白さが増した。印籠の隠し場所や顎十郎の推理など良くできてる。