「黙々静観」の感想
黙々静観
もくもくせいかん

勝海舟

分量:約4
書き出し:一個人の百年は、ちやうど国家の一年位に当るものだ。それ故に、個人の短い了見を以て、余り国家の事を急ぎ立てるのはよくないよ。徳川幕府でも、もうとても駄目だと諦めてから、まだ十年も続いたではないか。時に古今の差なく、国に東西の別はない、観じ来れば、人間は始終同じ事を繰り返して居るばかりだ。生麦、東禅寺、御殿山。これ等の事件は、皆維新前の蛮風だと云ふけれども、明治の代になつても、矢張り、湖南事件や、馬関...
更新日: 2021/07/19
19双之川喜41さんの感想

 至誠奉公が 大事と勝は言う。 「甲子夜話」の逸話を 説く。 ①人の百年 国の一年。②理屈ばかりでは駄目。 雑巾がけをしてきた自負があるのだろう。傾聴すべきではと想った。

更新日: 2021/04/06
b53e79cfe52cさんの感想

明治の吉田茂的存在か、至誠奉公が第1と説いている。また、文中で松浦清山の書いた「甲子夜話」をほめている。

更新日: 2019/09/04
cea53b06ef41さんの感想

読み終えて、海舟の維新後の新政府を皮肉ったものいいが面白かった。先輩の尻馬に乗った輩が大手を降ってのさばっている様が良く見える。こうした側面から時代を眺めている文章は面白い。

更新日: 2017/12/29
1229d5d7620eさんの感想

29*12*30 読み終わりました いい話です(^-^)v、