「文芸鑑賞講座」の感想
文芸鑑賞講座
ぶんげいかんしょうこうざ
初出:「文芸講座 第二号、第五号、第一二号」文藝春秋、1924(大正13)年10月10日、11月30日、1925(大正14)年4月3日

芥川竜之介

分量:約28
書き出し:文芸上の作品を鑑賞する為には文芸的素質がなければなりません。文芸的素質のない人は如何なる傑作に親んでも、如何なる良師に従つても、やはり常に鑑賞上の盲人に了《をは》る外はないのであります。文芸と美術との相違はありますが、書画骨董を愛する富豪などにかう云ふ例の多いことは誰でも知つてゐる事実でありませう。しかし文芸的素質の有無と云ふことも程度によりけりでありますから、テエブルや椅子の有無のやうに判然とき...
更新日: 2022/02/22
19双之川喜41さんの感想

 人生を 変えようという気持ちが 少しでもある人は  目を通された方がよいかと思う。 文芸的な素質は 必要であるけど なくてもあると自惚れている方が幸せである。 鑑賞には 訓練が必要。  深く広く。  役に立つのか。 人生は命を銭代わりに払う 珈琲屋みたいなものなので いろいろ味わえる。 ①どんな風に 読むか 。 情緒に率直に  無理に感心するな。 ②何を読むか。 古来の傑作など。 ③ 議論も 参考にする 。 作家の書いた文芸上の議論が 良い。