「天竜川」の感想
天竜川
てんりゅうがわ
小島烏水
分量:約38分
書き出し:
一山又山の上を、何日も偃松《はひまつ》の中に寝て、カアキイ色の登山服には、松葉汁をなすり込んだ青い斑染《まだらぞめ》が、消えずに残つてゐる、山を下りてから、飯田の町まで寂しい宿駅を、車の上で揺られて来たが、どこを見ても山が重なり合ひ、顔を出し、肩を寄せて、通せん坊をしてゐる、これから南の国まで歩くとすれば、高い峠、低い峠が、鋭角線を何本も併行させたり、乱れ打つたりして、疲れた足の邪魔をする。山越し...
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更新日: 2019/11/03
19双之川喜41さんの感想
ロンドンの 王立地学協会で 「世界の河の純美は すべて 天竜川にある」と 講演した 英人がいたという。 ライン川や ダニューブ川は 知らないけど 本当かなという 気にはなる。
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