「星めぐりの歌」の感想
星めぐりの歌
ほしめぐりのうた

宮沢賢治

分量:約0
書き出し:あかいめだまのさそりひろげた鷲のつばさあをいめだまの小いぬ、ひかりのへびのとぐろ。オリオンは高くうたひつゆとしもとをおとす、アンドロメダのくもはさかなのくちのかたち。大ぐまのあしをきたに五つのばしたところ。小熊のひたいのうへはそらのめぐりのめあて。底本:「【新】校本宮澤賢治全集第六巻詩5本文篇」筑摩書房1996(平成8)年5月30日初版第1刷発行入力:田中敬三校正:土屋隆2006年7月26日作成青...
更新日: 2025/05/05
cd687b9f6938さんの感想

当時の岩手の星はどうしようもないほど美しかったのだろうと思う

更新日: 2022/05/26
212829088262さんの感想

素敵です

更新日: 2022/04/11
cdd6f53e9284さんの感想

この賢治の「星めぐりの歌」を紙の本で読むと、隣のページに楽譜が掲載されている。 賢治は作曲もしたのだ。 そこで思い出した。 あの「風の又三郎」の冒頭にある「どっどど どどうど どどうど どどう」という詩には、はたして曲が付されていたのだろうか。 そういえば子供の頃、夏休み中の小学校の校庭で行われた「野外映画会」で、よく上映されていた島耕二監督の「風の又三郎」では、今でもよく覚えているが、印象深い曲が付されていた。 あの曲は、宮沢賢治が作曲したものなのだろうか、いまは確かめるスベはないが、しかし、こうして「星めぐりの歌」(作詞、作曲)があるくらいだから、賢治が作曲した可能性は大いにあると思う。 さて、この「星めぐりの歌」の詩(歌詞というべきか)を読んでいて、ここに書かれている星々は、賢治が頭に浮かんだ星の名前を適当に記したものだろうかという疑問を抱いた。 いや、そんなことは、あるまい。 賢治のことだ、星降る夜空のパノラマを仰ぎ見ながら、360度首をめぐらせて、実際にその季節の星々の名前を作為なく、目に見えるまま普通に写し取ったに違いない。 では、それは、どの季節の夜空だろうか、四季の星座表を持ち出して調べてみた。 まず、1月の夜空はどうだ。 やはり、北極星を基点にして考えよう。 そのすぐ下にこぐま座、少し東に北斗七星があって、おおぐま座、あとは北西の天頂近くにアンドロメダがあるばかりで、「星めぐりの歌」に出てくる星としては、ちょっと足りない気がする。 こんな感じで、月々の星座表を繰っていって、ついに8月の夜空。 北の中天の北極星、まず、ここからだ。 その少し上にこぐま座、冬の夜空とは反転している。 少し西の方に北斗七星があって、地平近くにおおぐま座がある。 そして、東の中天にアンドロメダ座が、カシオペヤ座とペガスス座に挟まれている。 そして、南の方にゆっくりと首をめぐらせると、ペガスス座のそばにわし座がある、アルタイルが目印だ。 中天から西にかけて、へび座の尾から頭にまでが大きく横たわっている。地平近くには、さそり座があって、東の方にうお座が、かすかに見える。 冬の星座オリオン座は大きく外れて、やはり見ることはできないということか。 なるほど、歌詞にある「オリオンは高くうたい、つゆとしもとをおとす」とは、これを指していたのだろうか。 しかしそれにしても、夜空を仰ぎ見ながら銀河の物語を紡ぐ宮沢賢治という人は、もしかしたら稀人だったかもしれない。 冒頭に書いた「賢治は作曲もしたのだ」で思い出した。 井上ひさしの「賢治の祈り」だ。 それによると、賢治は作曲どころではない、農学校の教え子を集めて、レコード鑑賞や楽器演奏など、音楽教室みたいなものを組織していたという。 こんな感じだ。 ❮1926年(大正15)3月、花巻農学校を退職した30歳の賢治は、花巻川口町下根子の宮沢家別宅で独居自炊の生活に入った。······賢治は、農学校の教え子二十余名とレコードコンサートや楽器の練習会を開いた。いってみれば、協会はまず第一に農民のための娯楽クラブのようなものであった。ちなみに賢治はモーツァルトにあまり関心がなく、ベートーベンを聞くのが大好きだった。また、彼が受け持った楽器はオルガンとセロで、セロの値段は180円だった。180円が安いか高いかは、農学校を退職したときの賢治の給料が110円だったことや、当時、東北の農村を徘徊していた人買いたちが娘1人を120円前後で買い上げていたことなどから見当をつけていただきたい。❯

更新日: 2020/11/13
19双之川喜41さんの感想

 1枚ですから 数秒間で 読めます。 星座表が 手元にあれば もっとよいかもしれませんけど 勿論なくても かまいません。 目玉の色に 注目。

更新日: 2019/03/06
8e46b5bc1c6aさんの感想

映画プラネタリアンのエンディングだったかな。(涙)とても綺麗な声だし、なんといっても歌詞が美しい。

更新日: 2016/12/16
81f40d9f8e70さんの感想

小学生の時分に市の七夕祭りで披露するため、合唱で歌ったことがあります。青空文庫で見つけ、懐かしさを覚えて読みました。 星座を深く知りその配置を独特の感性で表現した詩です。是非夜空を眺めながらこの詩のことを思い出して貰いたいです。

更新日: 2016/11/23
f51d343b61a3さんの感想

ZABADAKと言うアーティストさんが、この歌詞に曲を付けて歌っています。 それを聞いて好きになりました。

更新日: 2016/09/08
fd38c9e4394aさんの感想

元ちとせで知りました。あまちゃんで流れてましたね。

更新日: 2016/08/04
カラ松girlさんの感想

大好きな歌です。 「銀河鉄道の夜」を再読後、また読んでみたら、なんだか色々思い出して泣けました。 楽譜も見て、歌ってみるのがおすすめです。