「映画のもつ文法」の感想
映画のもつ文法
えいがのもつぶんぽう
初出:「読書春秋」1950(昭和25)年9月号

中井正一

分量:約6
書き出し:すべての民族の言語が、文法をそれぞれもっているのをみて、私はいつも考えさせられるのである。誰もこれをつくる約束の会議を開いたのでもないのに、ちょうど水晶が結晶をつくるように、精密な一つの法則をつくっていく。人間社会も、宇宙の大きな旅路の中の、一つの、生成しつつある結晶体のように思えてならない。かく考えてみれば、歴史も、また大きな詩の流れでもある。私は映画が、この二十世紀の前半に発生し、推移した事実...
更新日: 2020/03/29
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