「中毒」の感想
中毒
ちゅうどく
初出:「新生日本」1946(昭和21)年10月

織田作之助

分量:約25
書き出し:一スタンダールは彼の墓銘として「生きた、書いた、恋した」という言葉を選んだということである。スタンダールについて語る人は、殆んど例外なしに、この言葉を引用している。まことにスタンダールらしい言葉、スタンダールの生涯を最もよく象徴した言葉だと、人は言う。たしかにその通りであろう。その点に関しては、私にはいささかの異議はない。しかし、私はスタンダールはこんな墓銘を作らなかった方がよかったのではないかと...
更新日: 2025/05/05
8eb05d040692さんの感想

とにかくタバコが好きと言うのはよくわかった

更新日: 2023/01/07
鍋焼きうどんさんの感想

織田作之助は煙草で出来ていた。なるほど写真を見ると煙草を手にしている。本文も含め、大抵の作品は咥え煙草で書かれたに違いない。早逝の遠因は煙草にあるのだろうか。いずれにしても禁煙中の人は本文を読まないほうが無難だ。煙草を飲まない人でも吸ってみたくなる媚薬が隠されているから。